- こうざい
- I
こうざい【公罪】律令制で, 公務上犯した罪。⇔ 私罪IIこうざい【功罪】てがらとあやまち。 功績と罪過。~相償(アイツグナ)う一つの行為や事柄の中に, 功績と罪過がともにあって互いに打ち消しあう関係にある。 また, 功績によって, 罪や失敗が大目に見られる。~相半(アイナカ)ばする一つの行為や事柄に, 功績と罪過が同じ程度にあるため, 特によいとも悪いともいえない。IIIこうざい【劫材】囲碁で, 劫を争うために相手の応手を強要する手。 劫種(コウダネ)。→ 劫IVこうざい【口才】〔「こうさい」とも〕弁舌の才。 また口のうまいこと。V
「~利発の人あり/仮名草子・可笑記」
こうざい【硬材】木材工芸で, ケヤキやカツラなどの広葉樹の材をいう。 硬木。⇔ 軟材VIこうざい【絞罪】しばり首。 絞首刑。 また, それにあたる罪。VIIこうざい【膠剤】種々の生薬の浸出液にゼラチンを加えて成形した薬剤。VIIIこうざい【鋼材】土木・建築・機械などの材料とするため, 板・棒・管などに加工した鋼鉄。IXこうざい【高材】「高才(コウサイ)」に同じ。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.